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避難してくる人々を温かく迎えるために

種子島の出身で大学関東に初めて出てきたころ、右も左もわからなくて心細かった時期を思い出します。東京は都会だから他人に無関心とよく言われていましたが、実際は心優しい人たちが多くて、すぐに溶け込めたように思います。

東北の人との出会いも東京に出てきてからです。今仕事をいただいている翻訳会社の社長も福島県出身の人ですが、人情味のある人で私が大変な時に仕事ができなくて数か月の間、仕事をしないのに翻訳料として毎月十万円ほど援助してくださいました。今度の地震で、ご実家も屋根瓦が落ちるような激しい揺れがあったが、何とか無事とお聞きしています。この機会に何かお返しができないかと思います。

今日の朝日新聞を読むと、さいたま市も「さいたまアリーナ」で福島県双葉町1800人を町役場ごと受け入れるというニュースがあり、とてもうれしくなりました。関西連合という京阪神を中心とする西日本各県の知事さんたちも、各県が分担して集団避難を受け入れるという話で力強く感じました。

私のいとこが種子島で不動産業を営んでいるのですが、東北被災地からの移住の問い合わせが少数ですが来ているそうです。鹿児島県の離島まで移動するのは大変と思いますが、自治体の支援の取り組みの中で考えると温暖な農業もさかんで食糧も豊富な種子島などの地方に移住するのも有望な選択肢ではないでしょうか。

最近の不況と過疎で、無人の住居が相当数あり、また観光不振で南種子の「いわさきホテル」など休業中の宿泊施設もあります。どうにか工夫して避難される方々を受け入れることも可能ではないでしょうか。

埼玉県に住む私たちも義捐金や物資の提供に加えて、できることはほかにないか考えてみたいと思います。個人のできることに限りはあるといえ、たとえば、避難施設に入る方々の不便を少しでも軽くできないかと考えると、自宅のユニットバスを銭湯がわりにシャワーや入浴をしてもらうことはどうでしょうか?手狭なので、避難家族の受け入れをアパート・マンションですることは物理的にむずかしいですが、みんなで手分けして入浴サービスを提供することも一つのアイデアです。

被災地の後方にいて平穏な生活ができることは何とも有り難いと痛感する日々です。ボランティアなど直接手助けができない人が私を含めて大多数だと思いますが、何か知恵をしぼって小さなことでも「できること」がないかと考えていきたいと思います。
タグ:地震
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今何ができるか何をすべきか

長い休眠(2年)の時期を経て、再びブログを書こうと思い立ちました。

この間の経過は省略します。要はなぜもう一度ブログなのか?

ご存じのように3月11日に地震が起きました。被害その他もろもろはマスコミが繰り返し伝えているのであえてここでは述べません。

私は、埼玉県の上尾市に住む自営業者(具体的には翻訳者)です。日々の仕事に追われてきゅうきゅうとしていますが、この非常時に自分に何ができるかと考える次第です。

赤十字の義捐金を1万円、その他募金数百円。1995年の阪神淡路大震災のときは現金・物資ふくめて4万円ほど出したので、今回はもっと寄付する必要があるかなと思っています。

でも、まだ何かやるべきこと、やれることがないかなと考えました。

福島第一原発の事故が進行中ですが、避難対象地域とその周辺の方々の脱出(他県への)が始まっていると聞きました。私の平凡な頭でもその人数が何万人にもなることが容易に想像できます。

かたや、私の住んでいる埼玉県は地震の余波はあるにしても、ほとんど被害がなく、平穏を保っています。もともと「海なし県」なので津波の直接の被害は考えられないし、東京みたいな高層ビルも少ないので安全度は高いと感じています。

上尾にも福島県から避難された方が数名到着したと報じられています。これからその数は増すことでしょう。このような方々が安心して落ち着けるような受け入れ態勢が作れないか、と一市民として思う次第です。市内の空き住宅の仮入居のあっせんや支援を上尾市が検討してくれたらいいなと。

福島の方々に直接私が何ができるかまだよくわかりませんが、無事な場所にいる身としては何か手助けができればと希望します。この寒空の中、路頭に迷う人々を放っておけないという気持ちだけが空回りします。

神戸のときは、地震の2年前まで兵庫県尼崎市に住んでいたのですが、知り合いの方が被災したときに慰めることもままならなかったのが悔やまれます。50歳を過ぎて、それなりに世間のお世話になることも多く、少しは世間にお返しができればと年相応のことができれば良いのだがという思いもあります。

自分の家族の生活を立てることが最優先なのは間違いないのですが、それだけでいいのかなぁ、と思い迷うわけです。どこかの高校生が「自分たちは微力だけど無力じゃない」と書いていたのが頭に残っています。

このブログが目に留まった方がいらしたら、何か良い考えをお聞かせください。
タグ:地震
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今年も終わりです

いやぁ、さんざんな年になりましたね。
お仕事のことは言うにおよばず、「世間」の様子も先を思いやられる感じで。
いやはや参りました。

当ブログも書きつぐ気力が尽きております。
無い気力をふりしぼって来年に向けひとこと。

挑戦する気持ちを忘れないこと。
年齢だのもろもろの言い訳、自己憐憫、安住に落ち着かないこと。

まぁバカになったつもりで自分を鍛えると申しましょうか。

ネイティブの英語が聞き取れる「英語耳」が欲しいのですが、さてどこから取り組みましょうか。
「この年になって、いまさら無理では」とささやく声が聞こえますが、あきらめたらおしまいです。
愚直が一番、と開き直ってひとがんばりしましょう。

コスモスの花で何を連想しますか?

091013_1136~01.jpg山口百恵の「うすべにの...」ではじまる『秋桜(コスモス)』の曲を思い出すのもロマンチックですね。
年がばれますが。

コスモスにはもう一つの意味があるのをごぞんじですか?
英語でCOSMOSといえば「宇宙」、「秩序正しい世界」という意味になります。

旧ソ連の宇宙探査機・衛星のシリーズ名にも「コスモス」が使われています。その時代は1960年代なのでこれを思い出す人は相当古いといえます。

上尾にもあちこちにコスモス畑があって、今を盛りと咲いていますが、この写真は伊奈のものです。同じ畑でも咲いているコスモスにはさまざまなバラエティーがあって面白いですね。

コスモスの花言葉は?わたくしは野暮天なのでよくわかりません。興味がある方は調べてみてください。

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ナンクロの成果?

IMG.jpg

やっとというか、ナンクロ雑誌『ナンクロメイト』の抽選に応募すること幾歳月(ちょっと大げさですが)、ようやく抽選に当たりました。

全問正解者から抽選で500名に当たるという特製クオカード(500円)。ナンクロを解くのに費やした時間を思えばなんとささやかな勝利でしょう!

とはいえ、記念ですから、ここに写真をアップします。いちおう名前も掲載されたので苦労は報われた(?)と思うことにします。

実のところ、5年ほど前にも商品券5000円分を当てたこともあるので、これが初めてではありませんが、この実績からいって抽選目当てでナンクロをするのはお勧めしませんね。

空飛ぶじゅうたん?

Helios_in_flight.jpg

何とも奇妙な物体が空を飛んでいます。「空飛ぶじゅうたん」ならぬ、フライング・ウィング(全翼機)と言う尾翼もなければ胴体もない飛行機です。

この正体は、NASAが火星の大気中での無人飛行機パスファインダーを開発するための実験機「ヘリオス」です。つばさの上に見えるのは太陽電池パネル(出力7200ワット)で、プロペラを回す動力は太陽光発電による電気でまかないます。内蔵された燃料電池によって夜間や曇りの日でも飛ぶことができます。

つまり外部から燃料を補給する必要がない画期的な飛行機なのです。理論的には半永久的に飛び続けることができます。無人機なので操縦は無線でコントロールします。

この不細工な姿にもかかわらず、ヘリオスは2001年8月13日に高度2万9511メートルというプロペラ飛行機で最高の高度を記録しました。普通のジェット旅客機は大体1万メートルの高度を巡航しますから、その約3倍の高さの成層圏に到達したわけです。

気象条件の安定した(雨や雲に影響されない)高高度を半永久的に飛び続けることができるので、現在、人工衛星が果たしている気象観測や偵察、通信を行うことが期待されています。高高度気球と合わせて「成層圏プラットフォーム」と呼ばれています。1回の打ち上げに数十億円がかかる人工衛星と比較して非常に安上がりであり、地上に戻って整備・修理ができることから、将来の利用が期待されます。

これは私の夢ですが、これを応用発展してジャンボサイズの大型旅客機ができれば、無給油で全世界を飛行できる「空のクルーズ」が可能になります。1990年に日本人が開発した有人ソーラープレーンたんぽぽ号」が北アメリカを大陸横断した記録がありますが、この方面もさらに開発されることを楽しみにしています。
タグ:飛行機

2000勝記念!

無題.jpg

マイクロソフト社のWindows 95以来のオマケゲームであるマインスイーパ。
私も1996年頃からのつきあいですから13年ほどですか、飽きもせずにやっております。
このタイプは3年越しのおつきあいで、殺伐な地雷(マイン)が爆発するかわりに、花が開く平和なバージョンになっています。

勝率51%は1年ほど変化なしで、計算すると50連勝以上しないと52%には昇格しません!注意力勝負のゲームで、単純なんですが奥が深いと思います。

で、キリのいい2000勝を記念してプリントスクリーン機能を使って記念ショットをアップしてみました。
タグ:趣味

ダブルスタンダード

8月6日と8月9日は、広島長崎の原爆記念日ですが、毎年その日が来るまであまり意識していないのは日本人としていかがなものかと我ながら反省する次第です。

今年の原爆記念日で特筆されるのは、広島・長崎の両市長が、4月にアメリカのオバマ大統領がプラハで行った演説について触れ、「核兵器を使用した国としてアメリカは核廃絶を主導する責任がある」と明言したオバマ大統領を高く評価したことです。

広島市長はプラハ演説への支持を表明し、核廃絶の実現に一筋の光が見えたとして、核保有国各国の首脳の名前を挙げて核兵器廃絶に向けての具体的行動を呼びかけました。長崎市長はオバマ大統領の長崎訪問を求める市民運動を立ち上げようと訴えました。

これと対照的だったのは、平和式典に参加した麻生首相のその後の発言です。式典での挨拶では「日本が核兵器廃絶に努める」と述べたのに、その後の記者会見では「アメリカの核の傘」が維持されることが安保戦略上重要である旨の発言をしています。

麻生首相の言動は典型的なダブルスタンダード(二重基準)であり、それが日本政府の立場であることを明らかにしています。つまり、一方では「核兵器廃絶」を唱えながら、現実には「核の傘」の恩恵を享受するという矛盾です。

「核の傘」とは、そもそも強大な核兵器による抑止力を背景にして他国からの攻撃を未然に防ぐことにあります。仮に日本が他国から核による攻撃を受けた場合には、それに倍する核兵器で反撃するという姿勢によって他国の攻撃意図をくじくというわけです。

米ソが対峙していた冷戦期には、具体的にはソ連と中国という共産主義国家の攻撃から同盟国(日本と西ドイツなど)を防衛するという大義名分のもとで、アメリカは戦略核兵器(ICBMなど)と戦術核兵器を世界各地に配備していました。復帰前の沖縄にはメースBという戦術核ミサイルが配備されていました。

冷戦が終了してソ連が崩壊したわけですが、ソ連崩壊後に米ソの核軍縮交渉の進展があったものの、依然として、米国、ロシアの核大国に加えて、英国、フランス、中国、インド、パキスタン、イスラエルが核兵器を保有して、北朝鮮とイランが仲間入りしようとしている情況です。南アフリカはいったんは保有しましたがその後放棄しました。

核抑止力とは、いってみれば「おどし」の力なのですが、元祖保有国のアメリカやソ連が「核拡散防止」のために国際原子力機関(IAEA)のような監視機構を作っても、結局は核保有国の増加を食い止められなかったことをみても、本当の意味での「抑止」になっているのか疑問です。

古い話ですが、朝鮮戦争のときに北朝鮮を背後で支援する中国に対してマッカーサーが原爆攻撃を発案したのに対して当時のトルーマン大統領がそれを認めず、結果としてマッカーサーの連合国最高司令官解任につながった史実があります。アメリカが核兵器を独占していた時代であったわけですから、核兵器による報復を恐れる必要はなかったのに、トルーマンは核兵器の使用に踏み切らなかったのです。なぜそのように判断したのかはよくわかりませんが、核兵器を使用するためのハードルが高いこと、すなわち(数万~数10万人の大量殺りく)を正当化できる理由があるのか、という問題がひとつの理由だと推測できます。

要約すると、核兵器は「使えない兵器」なのです。大量破壊兵器を使う理由があるとすれば、同じような大量破壊兵器を自国に向けて使う可能性がある敵国に対してしか使えないわけです。核保有国同士が対立する場合に実際に使用する可能性があるわけですが、キューバ危機に見られるように多少なりとも理性がある国家指導者の間では対立は交渉と妥協・譲歩によって解決され、決して実戦には至らないのです。

結論からいえば「核の傘」などという「脅し」を前提として、その「脅し」の有効性に頼る思考は冷戦時代の名残りであり、北朝鮮に見るように「核の傘」によって核保有を食い止められないこと、また、核保有国が実戦での使用を(心理的にせよ)「自制」せざろうえない事実を思えば、実際の有事・防衛に役に立つのか疑問です。日本の中にも核武装の研究を唱える論者がいますが、このような現状に照らせば意味がないと思います。

核兵器の廃絶は、オバマ大統領自身が「自分の生きている間に実現できないかもしれない」と述べているように、前途ははなはだ遼遠ですが、どのような形であれ前に進めることが良いのには変わりません。今の世界の「平和」を担保するのが、実は「核兵器」であるというのは皮肉ですが、解くに解けない「知恵の輪」みたいな情況を打開するには頭を柔らかくして、ダブルスタンダードで思考停止しないようにしたいものです。

選挙どうします?

衆議院が解散になり、投票日まで1カ月になりましたが、どの政党に投票するかまだ決め切れていません。

私の1票がどれほどの重みがあるかしら、という疑問はおいておくとして、権利は権利ですから行使しないことには始まりません。

政権交代を唱える民主党が有利という前評判ですが、公約は“ばらまき”のオンパレードで財源は後付けです。

かといって自民党では何の変わり映えもしないし、かといって公明、共産、社民、国民新党に入れる義理はさらさらありません。

候補者の人格・識見を見て判断したいと思っても大して比較するほどの材料がこの短期間に得られるでしょうか?

かりに民主党が政権を取って政治は良くなるでしょうか?「霞が関の官僚支配を打ち破る」とカッコイイことを言っていますが、官僚の協力なしには1日も政治を実行することは不可能でしょう。公明党のように、創価学会の学会員の子弟を上級公務員にして霞が関に送り込むといった深慮遠望が民主党にはあるでしょうか。策もなしに打ち上げたモットーは早晩くつがえることは火を見るよりも明らかです。

外交・防衛方針における民主党内の意見の対立は、インド洋給油をめぐる鳩山発言にもあるように“ぶれ”を生じずにはすまないでしょう。かつて村山政権で社会党が安保に関する党の方針を一変させて現実を追認したように、民主党も国際平和協力では自民党の政策を追認しなければならなくなるでしょう。

自民党が下野する事態になったら、責任論から始まって最悪の場合は党が分裂する可能性もあるのでは、と思います。第三の極になる新党の出現も大いにありうるのではないでしょうか。小泉チルドレンなどの構造改革推進派と、大阪の橋下知事寄りの地方分権推進勢力、かつての郵政民営化で“抵抗勢力”のレッテルをはられたある意味伝統的な自民党の中核集団など、分裂の素地はすでにあります。

民主党もかつての“寄り合い所帯”の体質を脱してどこまで一つの党として融和できるかが問題です。ひと頃テレビタックルで迷言でならした西村真悟氏(旧民社党出身)のような人たちまで抱え込んでいたわけですから。おそらく過半数を取るような圧勝をした後は、党内の引き締めで意見統一を図る必要があり、一種の“粛清”みたいなこともありうると思います。

二大政党制の出現がささやかれますが、意外と小党乱立の時期が到来するかもしれません。民主党は公約が守れない場合の支持率低下を切り抜けることができなければ、かつての日本新党のような短命政権に終わる可能性もあります。

圧勝ではなく、自民と民主が拮抗するような結果になる場合、民主党と社民党と国民新党などの連合政権になる可能性があります。その場合は統一した政策を進めることはさらに難しくなるでしょう。国会では公明党や共産党などがどういう立場を取るのでしょうか?

選挙結果がどうなるかは興味がありますが、どっちにころんでも一有権者としての私の意志を代表するような政党は今のところ見当たりません。むかし55年体制が崩壊したときに日本新党に投票したときのワクワク感が、残念ながら今回は感じられないのは、私が年を取ったせいだけでしょうか...

キーワードの整理-デル単

mm1.jpgふたたび、かなナンクロの話題で恐縮です。

ナンクロに使われる言葉は、基本的に名詞だけです。固有名詞や人名はなるべく使わないのが原則です。もちろん、テーマを設定して有名な地名や人名をはめこむことはアリですが。

下ネタや汚い言葉と感じられる単語はまず使用されません。放送禁止用語(差別語など)はおおむねタブーのようです。人工的な、無理やり作ったような言葉や専門用語もダメです。

まあ、常識的に誰でも知っていておかしくない言葉で広辞苑に収録されている言葉がナンクロ用語の主流でしょう。ただし、流行語や若者言葉でも採用されることが多くなってきました。特にカタカナ言葉の外来語には割合とオープンですね。

きのう取り上げたナンクロのキーワードとは、同じ文字が連続的に(または、交互に)並ぶ、特徴のある言葉が、ナンクロを解く助けになるという意味ですが、実際には連続3文字並ぶキーワードは極めて少ないので、問題を作成する人にとっては、毎回使うわけにはいかない(飽きられてしまう)という悩みがあります。

実例をみると、同じ文字を連続2文字含む言葉がいちばん多用される傾向にあります。他のナンクロファンの人と話したことはないのですが、ある程度熱心な方はおそらく広辞苑などの国語辞典を引いて言葉を探しているのではないかと思います。

あくまで、私のメモ程度のものですが、「連続2文字キーワード」の候補になりそうな適当な言葉を以下にまとめてみました。

[ああ]を含む単語は見当たりません。強いて言えば、「ああむじょう(噫無情)」というヴィクトル・ユーゴーの有名な小説の題名がありますが、文学をテーマにしない限り使いにくいでしょう。

[いい]*太字は頻出語句です。

いいがかり、いいだこ、いいだしっぺ、いいとこどり、いいなずけ、いいなり、いいのがれ、
いいん(委員)、いいんかい(委員会)、いいんちょう(委員長)
えいい(鋭意)、かいい(怪異)、がいい(害意)、かいいき(海域)、かいいん(会員)、くいいじ(食い意地)
けいい(敬意)、げいいん(鯨飲)、すいい(水位・推移)、ずいい(随意)
せいい(誠意)、せいいき(聖域)、せいいく(生育)
たいい(体位)、だいい(代位)、たいいく(体育)、たいいん(隊員・退院)
ないい(内意)、はいい(廃位)、はいいろ(灰色)、めいい(名医)、ものいい(物言い)*相撲用語です。
ゆいいつ(唯一)、らいい(来意)、らいいん(来院)

[ええ]を含む単語は見当たりません。

[おお]*「大」で始まる言葉は多数あるのでキーワードとしてはあまり有効ではないかも。しかし、3文字連続の単語があるので要注意です。

おおあじ(大味)、おおあたり、おおあな(大穴)、おおあめ(大雨)、おおありくい*動物です。おおあれ(大荒れ)、おおあわて、おおい(覆い)、おおいちょう(大銀杏)*力士の髷の結い方。
おおいぬざ(大犬座)*星座、おおいぬのふぐり*小さな花がかわいい野草。
おおいり(大入り)、おおいりぶくろ(大入り袋)、おおうちがり(大内刈)*柔道の技
おおうなばら(大海原)、おおうりだし(大売出し)、おおおかさばき(大岡裁き)、おおおく(大奥)、おおおじ(大伯父)、おおおば(大伯母)、おおおとこ(大男)、おおおにばす(大鬼蓮)、

まだ続きますが、とりあえずアップします。


キーワードの整理

以前にこのブログで「キーワード公開」というタイトルで、かなナンクロのカギになる言葉を紹介しました。

その後、私の趣味としてのナンクロは完全に復活して、毎月ナンクロ雑誌を買ってひまを見ては問題を解いています。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、私のヒイキは『ナンクロメイト』という雑誌で、ほぼ毎号買っては景品応募ハガキを出しています。

ひさびさに目新しいキーワードに出くわしたので追記と整理を兼ねて以下にまとめてみました。

前回は、「おおおく(大奥)」と「かたたたき(肩たたき)」をご紹介しましたが、あらたに3文字連続の言葉が出現しましたので、ご報告します。

  みんせいいいん(民生委員)

同じ文字ではなく何文字かのセットが反復されるパターンとしては、

  しゆうぎいんぎいん(衆議院議員)・さんぎいんぎいん(参議院議員)

がありました。

これは目新しくないのですが、四字熟語でよく使われているものには、

  ききかいかい(奇奇怪怪)
  いつきいちゆう(一喜一憂)
  つつうらうら(津々浦々)
  いいだくだく(唯々諾々)
  いきようよう(意気揚々)

四字熟語ではないのですが、

  きりきりまい(きりきり舞い)

動植物では、

  みんみんぜみ
  つくつくぼうし
  ちようちよううお(蝶々魚)
  きつつき
  むささび
  せきせいいんこ
  ここなつつ(ココナッツ)

などが考えられます。

古くさいのですが、今でもよく使われる物としては、

  すててこ
  うくれれ
  かまとと
  どどいつ

などがあり、どれも今どき聞いたことがない時代遅れの言葉と思いますが、ナンクロの世界では重宝されています。

以前に「ノーヒントナンクロ」の解き方のコツとして、言葉の先頭に出ない「ん」や「ー」(音引き)の性質を利用することを書きましたが、少しくわしく説明しますと、文字列の先頭に来ないナンバーを探すということです。つけくわえると、「んん」とか「ーー」と連続することもないので、同ナンバーが連続する場合も除外します。

ある意味面倒なことですが、ナンバー1から順に2、3、4....と文字列の先頭に来るかどうかをチェックして、先頭に来る場合はそのナンバーのところに小さくペケをして、全ナンバーをチェックしてペケのつかなかったナンバーが「ん」の候補になります。複数の候補が残るときは、使用頻度が高いナンバーを「ん」にして見当をつけるとうまくいくことが多いです。100%このやり方でうまくいくという保証はありませんが。

もちろん、この「ん」のナンバーを最初に確定する方法は、「ノーヒント」ではない通常のナンクロにも応用できます。少しゆきづまった感じがするときには打開策として「ん」探しをすると良いと思います。

ちなみに、「ん」が交互に反復される言葉もキーワードになりやすく、前回紹介した「しんぶんし(新聞紙)」や「しんかんせん(新幹線)」以外に、

  わんたんめん(ワンタン麺)
  たんたんめん(坦々麺)
  でんごんばん(伝言板)
  しんきんかん(親近感)

などがあることをご報告しておきます。

ナンクロに日々挑戦される皆様の健闘をお祈りします。



マクナマラ氏が逝去

享年93歳。まずまずの長寿といえますが、この名前をどれぐらいの人が覚えているでしょうか?

ベトナム戦争のときのアメリカの国防長官。北爆などアメリカの戦争介入を拡大した責任者。

最近といっても数年前になりますが、『マクナマラ回顧録』を著して、自分の誤りを公式に懺悔したことが記憶に残っています。ベトナムに赴いて往時の敵味方が膝を交えて反省会をしたことも評判になりました。

歴史を顧みて自省することの少ない彼の国にあってまことに珍しい美談ともいえるでしょうか。

かつて、日本でもべ平連などベトナム戦争反対運動が盛んに行われていました。日本は軍需景気でベトナム戦争のおかげで安定した高度成長が実現できたという一面もあるのですが。右翼左翼の壁を越えて、一般の人々は、大国の猛攻に対して小国が善戦しているのに対する判官びいきというのか、ベトコンや北ベトナムに同情的な空気が支配的だったと記憶しています。

中学生だった私も、新聞でベトナム関係の記事を切り抜いて、人民解放勢力が優勢になって米軍が撤退する頃には不思議な高揚感を感じたものです。

当時、日本人はまだ大戦を記憶している人も多く、戦争末期の空襲と沖縄戦、原爆投下などアメリカに対して恨みと恐怖の感情を潜ませていたというのでしょうか。その裏返しとして徹底抗戦して多大な犠牲を払いながらアメリカを引き下がらせた東南アジアの小国に対する声援・同情・感嘆などがないまぜになっていたのかもしれません。

時は流れて、極東では北朝鮮の脅威が日々ニュースになっています。朝鮮戦争の休戦協定から、冷戦終結にも関わらず、この国は歴史が凍りついているかのようです。ベトナムがそうであったように、世界の超大国を相手にして勝利をおさめられるとでも信じているのでしょうか?柳の下にどじょうが2匹いるとでも?

大きな違いは、北朝鮮には頼みにすべき国際世論の同情も支持も期待できないということです。国家崩壊による難民の大量発生や無政府状態(ソマリアのような)のリスクを思えば無いよりはましというぐらいのものですか。しかし世界でもまれな圧政国家が一衣帯水の場所にあるのも因果なものです。

ぺんぺん草が生える前に

1カ月以上更新しないブログにはスポンサー広告が貼り付けられるのではないかと思い、草むしりならぬブログの更新をしようと思い立ったのですが、あいにくネタ切れには変わりはありません。

毎日更新されるブロガーの方にはほとほと感心するばかりです。

わたくしと言えば、仕事がヒマだろうが忙しかろうがなかなか更新できないのは単にグズだから?

新聞テレビでは政局やら解散時期やら何かと取りざたされていますが、こちらのアンテナにはどうもぴんときません。金融危機もピークは越えたのか?あっ、そういえば新型インフルエンザの話もあったんですね。当ブログは「ニュース点描」というタイトルなのに、メインのニュースはさっぱり取り上げませんでした。ガザの話と北朝鮮の「飛翔体」の話ぐらいですか、話題にしたのは。

何か面白そうなネタを思いついても5分もすれば何だかつまらなそうで、書き込む意欲というかエネルギーがわかない今日このごろです。身辺雑記や思い出話は書く気がしませんし。

すみませんが今しばらくお休み状態が続きそうです。このブログを読んでくださる30~40人の方には申し訳ありませんが...

「立山連峰」それとも「立山連邦」?

いささか古いニュースですが、今年の1月5日に富山県で発売されたふるさと切手(フレーム切手)の「美し郷土たかおか」の切手シートの中の1枚の題字が「雨晴海岸と立山連邦」とミスプリしたまま発行されたことが話題を呼びました。一時は単なるミスとして回収して騒動は終息するかに見えましたが、地元の高岡市では「開町400年」の記念切手であったこともあり、むしろアピールのチャンスとして「立山連邦」建国を宣言、ミスを逆手に取って立山連邦のホームページhttp://tateyama.tv/まで開設しています。

jpn19520701_02.gifところで、切手ファンにとって「立山連邦」いや「立山連峰」といえば、この切手をまず思い浮かべるのではないでしょうか

昭和27年に発行された航空切手で立山連峰を背景に飛ぶDC-4型飛行機を描いた、通称「立山航空」です。

この切手には色違いで額面が55円から160円まで6種類の切手があり、さらに昭和27年2月11日発行の銭単位(.00)と、同年7月1日発行の円単位の2種類の額面表示形式があります。

写真の切手は私の小学5年生の頃の思い出の切手です。当時は子供たちの間で切手収集がブームになっていた時期で、学校にまで自分の切手コレクションを持ってきては同好の友人に見せびらかしたり、切手を交換したりしたものです。

私は切手のほかにプラモデルの飛行機にはまっていましたが、この切手は堂々たるサイズの「飛行機切手」でもありますから、友人が所有しているのを知ってマニアごころを刺激されたのでしょう。無理を言って自分の何枚かの切手と交換して手に入れたのです。喜びもつかのま、学校の先生から「切手を学校に持ってきてはならぬ」とキツイお達しがあり、しかも私に対して「ずるをしてはいけない。その切手を返すように」と命令がありました。正当な交換なのにと私は憤慨しましたが後のまつりです。

どうやらくだんの友人は、交換した後で切手カタログでその切手(立山航空)が使用済でも相当な評価であることを知って、先生に訴えて取り返そうと考えたのでしょう。おかげで、休み時間の切手ショーはお開きになってしまいました。というわけで、私にはいささか苦い思い出の切手なのです。

それから数十年後の2007年日本切手カタログでは写真の切手の未使用はなんと30,000円、使用済でも3000円と評価されています。あの友達は今でも大事に持っているでしょうか?当時の切手マニアで今でも切手を集めている人は何十分の一だと思いますが。

驚くべきことに、銭単位立山航空の55円の切手1枚を貼り付けた封筒が、2000年1月のオークションで390万円という破格の値段で落札されています。何でそんなに高価なのかという理由は、国際航空郵便のために発行された切手であるものの、当時は外国への郵便は船便が主流で高価な航空郵便の使用が少なかったこともあり、実際の適正使用例がレアだったためと言われています。詳しくは、『郵趣』にも寄稿している永吉秀夫氏が丁寧に説明したホームページhttp://homepage2.nifty.com/~h-naga/yushu/meihin/tateyama75.htmlをご覧ください。

ということは、国内で見つかるこの切手の使用例は書留や小包などの貼り合わせか、大量の郵便物の料金別納分の処理ということでしょうか?とにかく、「立山航空」切手は人気があるので、皆さんこの切手を見つけたら(できれば郵便物に貼ったままの状態で)一度ネットオークションにかけてみては?いずれにせよ、今どき珍しいお宝「切手」には違いありません。
タグ:切手 飛行機

ひょっとこ

蔵の街・川越を散歩してきました。ちなみに我が家では朝の連続テレビ小説『つばさ』は見ていませんが、川越はなじみ深い町です。

5月4日はメインストリートが仲町から札の辻まで「歩行者天国」になるとあって、普段の倍以上の人出でした。

川越まつりの山車(だし)もあちらこちらに登場。山車のてっぺんには有名なキャラクターの人形(たとえば、牛若丸や能の猩猩)がついています。

本番の祭りではごろごろと牽くのでしょうが、ホコテンでは止まったままで、中で御囃子がてんつくてんつく、ぴーひゃら演奏しながら踊っているのはひょっとこでした。

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日本舞踊でもやっているのか、踊りはなかなか上手で、手先を左右にさばくたびにひょっとこのお面の口がピコピコと動きます。面白がって集まってきた子供たちに握手したり、サービスにつとめるひょっとこさんです。

後日、川越に立ち寄って昼食に蕎麦を食べました。普段の人出に戻っていました。蔵造りの郵便局である川越元町郵便局で葉書に風景印を押してもらいました。

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蔵造りの町並みは意外と短いのですが、路地がいたるところにあって来るたびに何か新しい発見があります。お土産に仲町の「豆や」さんの色々な豆の調理品(煮豆、フライビーンなど)を買って帰りました。

タグ:歴史

やはり看護婦さんと呼ぶべきでしょう

IMG_NEW.jpgこの切手、「赤十字思想誕生150周年」記念で5月8日に発行されたばかりです。5月8日は髭のおじさんアンリ・デュナンの誕生日だそうで「赤十字デー」になっています。

そのとなりのレトロな看護師いや、やはり「看護婦さん」と呼ぶべきでしょう。1933年の第1回赤十字デーのポスター図案だそうで、何となく「赤玉ポートワイン」のポスターを思わせる時代色を感じさせますね。
タグ:切手

流星と火球について

天体観測といえば、望遠鏡が必須アイテムかと思っていましたが、望遠鏡のいらない天体観測があるんですね。それは流星観測です。夜空に流れ星を見たことがある人は多いと思いますが、それ専門の観測をする人々がいるとは知りませんでした。

世間的には、新しい彗星や銀河系のブラックホールを見つけることなどはよくニュースにもなっていますが、流れ星を見つけるために空をながめる人がどれぐらいいるのでしょう。もちろん、しし座流星群やペルセウス座流星群など夏休みに、家族で花火で遊ぶ片手間で晴れた夜空を眺めて、「何個見つけた!」なんてのも楽しそうでよろしいのではと思いますが。

図書館で『流星観測』(Martin Beech著、長谷川一郎+十三塾・訳、誠文堂新光社)という手ごろな入門書を借りて読んでみると、意外にも奥の深い楽しみがありそうです。ます、肉眼で空を観察することが基本です。1時間程度に時間を区切って空を眺めて、目標とする星座の位置を確かめておいて、流星が出現した点(発光点)と消滅点を時刻とともに星図に記入するという地道な作業です。立って空を眺めるのはキツイので寝椅子か厚手のウレタンマットを地面に広げて仰向けに寝る形で観測します。

くわしい流星観測の説明については、日本流星研究会のホームページhttp://www.nms.gr.jp/をご覧ください。

流星は、空がきれいな場所で照明や月明かりがないという条件でよく見えるそうです。そういえば、私の故郷である種子島も天体観測には好条件ですが、周囲に一切照明がない暗闇の中で空を見上げると都会では考えられないくらいの数の星を見ることができます。5年ほど前でしょうか、そんな星空を仰いでいると小半時のうちにいくつも流星を見ることができました。その中で際立って明るい大きな流れ星を見ました。流れた後に煙のようなものが残った記憶があります。今思えばそれは「火球(fireball)」だったのかもしれません。

上記の『流星観測』の本にも火球の観測について詳しい説明があります。特に1992年10月9日に北米各地で観測されたピークスキル隕石の火球は大変目立つもので多くのビデオ画像http://aquarid.physics.uwo.ca/~pbrown/Videos/peekskill.htmで見ることができます。

火球の正体は、かなりの割合で隕石または人工衛星の破片だそうです。運よくカメラ携帯電話のカメラなど)やビデオを持っているときに火球を見かけたときは(昼間でも火球は見えるそうです)、科学的価値があるのでぜひ記録しておきましょう。カメラ付き携帯電話には短時間ならビデオ機能もあるので数十秒も見える大火球なら撮影するチャンスも多いでしょう。下の写真はピークスキル隕石の火球の写真です。

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タグ:科学

漢検がダメなら英語があるさ!

というわけでもないのですが、春から続く一連の漢検協会スキャンダルで検定としてのイメージダウンが避けられない上に検定料も下がらない(準一級4500円)ので、しばらく勉強放棄の状態です。

ということで突然思い立ったわけでもありませんが、前から気になっていた英語のリスニング能力を強化しようと、NHKラジオ語学講座(NHK第2東京、693KHz)に転進した次第です。放送番組はおおむね3月最後の週から「新学期」が始まりますので、それにあわせてリスナーになりました。

実は20年近く前にも一念発起して同局の「ラジオ英会話」を聞いていたことがあったのですが、聞いたり聞かなかったり、腰の入れ方が甘かったのでひと月と持たずに頓挫してしまいました。

まあ捲土重来(?)というわけで。「ラジオ英会話」の司会者は当時と同じ遠山顕さんですし。物は試しと、NHKのホームページから一週間の番組表をプリントアウトしてまずは時間帯をチェック。

土日は別として、NHKラジオ第2放送は語学番組でビッチリと埋まっています。面白いことに、1日のうちに再放送があるかどうかで、その言語の扱いが重いか軽いかが一目でわかります。かつて、大学の第二言語の定番であったドイツ語は1日に1回だけの放送(毎日ドイツ語06:45-15分間)になり地位の低下が目立ちます。

それ以外にはフランス語、イタリア語、ハングル、中国語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語が、平日の月曜から金曜まで2~3回放送があり、なぜかアラビア語が土曜日朝に1回だけ放送されています。

まあ何といっても英語講座の占めるシェアの高さといったら!まず、中学英語の段階に合わせた基礎英語1、基礎英語2、基礎英語3は皆様おなじみかと思いますが、各15分番組が朝と夕方と夜の3回放送されます。これだけで15×3×3=2時間15分。基礎英語3は時々聞いていますが、茨城県の水戸市にホームステイしたアメリカの女子高生ジェニーのお話です。風呂のお湯を使った後に栓を抜いてしまうといったいささか陳腐なエピソード(?)が満載で、私のレベルに合ったスピードで話しが展開します。

NHK教育テレビとタイアップしている「チャロの英語実力講座」は朝と夜の2回放送(15分×2)ですが、結構ストーリー展開が面白いので逆に敬遠しています。異国で迷い犬になってしまったチャロが親切な仲間に出会ってさあどうなるのでしょうか...どうも英語に身が入らないで物語の筋に気が行ってしまいます。

本命の「ラジオ英会話」は午後3時45分と午後9時45分の15分間×2回放送です。英語のレベルとしては難しいのか易しいのか人によって意見が分かれるところです。15分間の中で何回もダイアローグ(男女の対話形式)を繰り返してくれるので最後には何となく自分もしゃべれるように錯覚させるところがこの番組のテクなのでしょう。アゴの練習と割り切ってつきあっています。タリラリラ~という英語の強弱のリズムと、弱音で聞こえなくなってしまう機能語が何かを知るのに便利です。今のところ新しい表現とかは頭に入っていかないですね(老化?)。

忙しい社会人向けには、夜10時40分から15分間×1回放送の「入門ビジネス英語」(月・火)と「実践ビジネス英語」(水・木・金)が用意されています。いたれりつくせりですが、登場人物が2人から5人ほどの高度な表現が飛び交う会社英語の世界は私にとってついていくどころの騒ぎではありません!特に「実践ビジネス英語」は、会社内の雑談形式ですが、こんな高尚な話題を3回完結のビニエットで話し合う会社が実在するでしょうか?とにかく、全身を耳にして、内容が理解できるかどうかという前に「耳がどこまでついていけるか」、「聞き取れる単語がいくつあるか」というのが私のレベルと悟っています。クリス松下という日系女性の解説が面白そうですが、テキストにない語りの部分を私が聞き取れる日がいつか来るのでしょうか?

あと、5分間ぽっきりのミニ番組として、4月から新しく「ワンポイント・ニュースで英会話」と「英語5分間トレーニング」が登場しました。それぞれ朝・夕・夜に3回、合計すると5分間×2×3=30分です。「ニュースで英会話」は、特にNHKが力を入れているらしく、ウェブサイトが充実しています。リスニングテスト(空所補充と並べ替え)が日替わりで用意されていて、オンライン会員になるとテスト結果と単語帳付きの「マイページ」が持てます(タダなので入会しちゃいました。NHK受信料払ってるし)。

ここまで書いているうちにだんだん自分がNHKの回し者のように思えてきましたが、ここまでで英語番組の累計が4時間(平日)、あ、それに午後2時から30分間の英語ニュース「Japan & World Update」もありました。バリバリ日本人の帰国子女イングリッシュという感じのアナウンサーがキリキリと流暢な英語で日本中心のニュースを読み上げます。ときどきインタビューで日本語が聞けるのが愛嬌です。おなじみの固有名詞・人名以外のどのくらいの内容が聞き取れるのか、これぞチャレンジテストですね。

いまさら何でリスニング?とお思いでしょうが、本場米国公共放送NPRのラジオがどうしても聞き取れないので、生きているうちにNPRを聞いてわかるようになりたい、という遠大な野望なんですね。まあ、最低5年はかかるとふんでいますが...

タグ:英語

芝桜、今が見頃です!

同じ埼玉県でも秩父は遠いイメージがありますが、
秩父で最近有名になってきたのが、羊山公園の「芝桜の丘」です。
知人が今日行ったばかりということで、とれたての写真をアップします。
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一面のピンクグラデーションが春の気分を誘います。
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JR高崎線から熊谷駅で秩父鉄道に乗り換えて御花畑駅下車1.5kmのところだそうです。
5月中旬まで楽しめるそうです。上尾よりも3℃ほど気温が低く、夏日でも涼しかったそうです。

一度行ってみたいものです。お土産に「春の羊山公園-芝桜の丘」のPスタンプ切手シートを頂きました。
切手シートの裏の説明書きには9種類の芝桜の名前が出ています。約40万株の芝桜が植えられているそうです。芝桜の名前は次の通りです。

・エメラルドクッション
マックダニエルクッション
・アメージンググレース
・オータムローズ
・リットルドット
・オーキントンブルー
・多摩の流れ
ホワイトデライト
スカーレットフレーム

ひとつひとつは小花に過ぎませんが、16,500平方メートルを覆うと壮観な「ピンクカーペット」になります。





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打ち上げを待ちながら

北朝鮮のミサイル・テポドン2が4月4日から8日までの間に発射と予告されて、初日の日本政府の「誤報」騒ぎがマスコミで叩かれるなどちょっとしたドタバタになっています。何せあまり経験のない事態なので大目に見てあげましょう。

「迎撃」やら何かと刺激的な言葉が飛び交っていますが、一般国民の方がまだ落ち着いているのでは?私の周辺でも「騒げば向こうの思うツボでしょ」という至って冷静な反応があります。

いったい巨費を投じる「人工衛星」打ち上げで北朝鮮に何のメリットがあるのでしょうか?「人工衛星」がそんなに打ち上げたければ日本が代わりに打ち上げてもいいのですが。フランスやロシアは商業衛星の打ち上げをビジネスにしていますので、人工衛星が本当に必要ならば、他国に頼んだ方がよっぽど安上がりなのです。

真の目的は、北朝鮮の貴重な外貨を稼ぐ「輸出品」としてのミサイルのデモンストレーションでしょう。過去を振り返れば、1980年代のイラン・イラク戦争で多数の地対地ミサイルの応酬がありましたが、イラン側のミサイルの大半が北朝鮮の輸出品だと言われています。今でもミサイル開発でイランと北朝鮮の間に協力関係があるそうで、今回の打ち上げにもイランの技術者が見学に来ているでしょう。兵器ビジネスの実演ショーなのです。

もうひとつの目的は、言うまでもなく、核実験と同様、軍事的脅威としての北朝鮮のプレゼンスを高めることです。この国が得意とする「瀬戸際外交」による緊張を生み出して、それを緩和するための周辺国、特に米国の譲歩を引き出すという作戦の一環です。

だから、ミサイル(ロケット)の筒先は日本を横切ってアメリカに向けられています。友好国のロシアや中国の領土や領海を借りればよさそうなものですが、そうではありませんね。

実際に北朝鮮は日本やアメリカに戦争を仕掛ける気があるのでしょうか?現実的にはとてもありそうにはありませんね。彼らのスポンサーともいうべき中国とロシアにとって何のメリットもないので、物的・人的な援助を受けずに戦わなければなりません。まして、日本やアメリカに侵攻する作戦能力・国力はないわけですから、朝鮮半島が主戦場になるわけで、自国が戦争の惨禍をもろに浴びるのは割が合う話ではありません。

彼らの言うようにソウル東京を火の海にすることは不可能ではないにせよ、そう言う事態が現実になる前に北朝鮮という国が地上から消えてしまう公算が大きいと思います。つまりエスカレーションの「最終段階」に進むことは「やけのやんぱち」の自滅作戦でもない限り、彼らにとって何のメリットもないのです。その手前の折り返し可能な地点でダンスを踊っている、まるで暴走族の「チキンラン」やロシアンルーレットの度胸試しで相手を威伏させようというお粗末な作戦です。

ミサイル防衛システムは、これに対する一つの回答ですが、これで絶対というわけではありません。今回の日本政府の対応(つまり、いざとなれば「迎撃」)は、相手方のデモンストレーションに対する当方のデモンストレーションです。はからずも敵対国同士が軍事演習を行っている図式です。剣道の型稽古さながら、こう来ればこう迎えるぞと、こちらはこちらで示威をしているわけで、これを一種のコミュニケーションと見立てることもできます。

この数日間で結果が出ると思いますが、テポドン発射の有無よりもミサイル防衛システムの運用の試運転という意味で興味深く見ています(当然、北朝鮮だってそう思って見ているのでは)。
タグ:北朝鮮

「日本の島々、昔と今。」でも尖閣諸島問題を取り上げていた!

あるところにはあるんですね。探していた有吉佐和子さんの本、『日本の島々、昔と今。』が見つかりました。上尾図書館の書庫に埋もれていました。やはり「閉架のウラ技」ですね。釣り堀で鯛を釣り上げたような快感があります。

昔読んだ時は学生だったこともあって種子島を小馬鹿にしたような本だなと思った記憶がありますが、今あらためて読んでみると、違いますね。観光目当ての軽いノリのルポではまったくありません。日本の漁業への200海里の影響を調べてみたいという有吉さんのテーマが貫かれた取材旅行だということがわかりました。

のんびりとブログの構想をひねっていると思わぬ「大ニュース」が入ってきましたので、以下に引用します。

*********以下、引用************************
「尖閣諸島に安保条約適用」米国務省が公式見解
3月5日14時52分配信 読売新聞


 【ワシントン=小川聡】日本が攻撃された場合に米国が日本を防衛する義務などを定めた日米安全保障条約が尖閣諸島に適用されるかどうかの米側解釈の問題を巡り、米国務省は4日、適用されるとの公式見解を示した。

 読売新聞社の質問に答えたもので、当局者は「尖閣諸島は沖縄返還以来、日本政府の施政下にある。日米安保条約は日本の施政下にある領域に適用される」と述べた。このオバマ政権としての見解は日本政府にも伝えられた。

 これは、クリントン政権時の1996年と、ブッシュ政権時の2004年に、米政府高官が示した見解と同じだ。昨年12月の中国海洋調査船による尖閣諸島近海の領海侵犯以降、日本側は再確認を求めたが、米側が明言を避けてきた経緯がある。2日の国務省の記者会見でも、ドゥーグッド副報道官代理はこの問題に関する質問に、「持ち帰る」として、回答しなかった。

 日本政府筋によると、先月26日の衆院予算委員会で麻生首相が尖閣諸島への安保条約適用を米側に確認する考えを示したことを受けて、外務省が改めて、米側に再確認を求めていた。

最終更新:3月5日14時52分

************引用終わり*********************

1981年初版が出た『日本の島々、昔と今。』にも、「そこに石油があるからだ!-尖閣列島」と題した最終章でかなり突っ込んだ形で領土問題が取り上げられています。有吉さんの見解では、日本の領有権に疑問の余地はないが、日中間で紛争の種になるのはいまいましい限りであり、「地殻変動が起り、一夜にして尖閣諸島が海の下に消えてなくなったら、どんなにいいだろう。無人島だから、人身事故は起こらないし、領土問題でどの国と争うこともない。」と嘆じています。

親中派だけど中国に対して歯に物をきせない発言で知られた有吉佐和子さんが今生きていたらどう思われるでしょうか。78歳になる私の母と同年の昭和6年生まれなので、53歳で早逝されたことが惜しまれます。

東シナ海の天然ガス問題など有吉さんが危惧されたことの延長上にあることを痛感します。

種子島に限らず、日本の離島の抱える問題点を鋭く指摘した『日本の島々、昔と今。』は、単行本が集英社から1981年に刊行後、1993年には中公文庫、そして今年の2月には岩波文庫から新装版が発行されています。ルポルタージュでは異例のロングセラーになってあの世の有吉さんも喜んでおられるでしょう。竹島問題も含めて有吉さんが提起した問題は30年近くたった今日でもちっとも古くないことに著者の「先を見通す力」を感じます。


南の島の本を漁っています

090228_1240~01.jpg『紀行文で見る種子島』のネタ集めのために図書館で種子島関係の本を探してみました。

昔読んだことのある本で、有吉佐和子の『日本の島々-昔と今』に、確か種子島の記事があったと記憶しているのですが、残念ながら見つかりませんでした。有吉佐和子の本自体がとても少なくなっていて、娘の有吉玉青さんの著書は結構多いのですが...

ノンフィクション作家として『不時着』で日本推理作家協会賞を受賞した日高恒太朗さんの『名も知らぬ遠き島より-ひとり身の渚を枕に[種子島・屋久島・吐噶喇(とから)]亜熱帯漂流』(2006年、三五館)が見つかりました。後日あらためて紹介したいと思います。

これはメッケモンだと思ったのは、『街道の日本史55 鹿児島の湊と薩南諸島』(松下志朗、下野敏見[編])です。わたしのような離島マニアにとっては「埋もれた宝石」のような貴重な情報が一杯はいった本ですね。どこまで読み切れるかわかりませんが、これも後で紹介したいと思います。

ここでは説明しませんが、クセダマというか隠し玉のような本も2冊ほど考えています。単に故郷であるというだけではなく、もうちょっと違った角度から「南の島」を見直すというのが、『紀行文で見る種子島』シリーズの動機なので、いましばらく充電(つまり読み込み)をしてみたいと考えています。

2月も今日でおしまいですが、埼玉は梅が満開です。上の写真の線路沿いの梅は早くも散りかけています。


タグ:種子島

紀行文で見る種子島-3

赤瀬川原平さんの名前をご存じですか?ひと頃、『老人力』と称してボケることをポジティブに表現したり、新明解国語辞典をまるで人格を持った人のように面白く取り上げた『新解さんの謎』など、エッセイで独特の味を出している方です。01669529.jpg

その赤瀬川さんが九州沖縄の離島めぐりを書いたエッセイが、1993年刊の『島の時間』(平凡社)です。対馬から始まって、沖ノ島、五島、屋久島の次に種子島を訪れています。その後は奄美大島、西表島、与那国島、沖縄本島と続き、また対馬に戻って、壱岐から沖縄の伊計島、久高島、沖縄本島に戻って最後は桜島&鹿児島本土と、かなり広い範囲に足を伸ばしています。

この本を読んでみて、正直言って種子島の記載が一番中身が薄いなあというのが、残念ながら私の率直な感想です。種子島といえば鉄砲と宇宙ロケット、行かなくても書けそうなテーマですよね。諏訪の「御柱祭」を連想して妄想を展開しているのがかろうじて赤瀬川さんらしいところですが...。あとがきでご本人も「でも島の時間ということで、やはり強烈にイメージするのは日本最南端の与那国島だ。」とおっしゃっていますので、沖縄と八重山の印象が強くて、相対的に本土に近い島の記述が薄いのは仕方がないんでしょうね。

この本自体は全体としてみればなかなか面白い本で、ブログの本題から脱線してしまいますが、沖縄のお墓と「あの世での結婚式(グソーニビチ)」という話が、わたし的には興味深く読めました。沖縄の久高島でノロに会ったときの話は実に具体的ですね。赤瀬川さんのお父さんが鹿児島出身で18年ぶりに鹿児島市内の墓参りをするあたり(草ぼうぼう!)が赤瀬川さんらしいシュールな感じが出てます。阿久根と根占にそれぞれ「赤瀬川」という地名があって、そこを訪ねるという話題もコネタとして楽しめます。

対馬の2回目の訪問のときに、対馬が意外にも真珠の大変な産地であることを今回はじめて知ったと述べて、そのついでに、ちらっとですが、種子島のお茶のことを紹介していますので、少し長いですが引用します。

「こういうことはよくある。前に種子島に行ったとき、じつはお茶の大変な産地なんだということを知って驚いた。お茶というと静岡とか宇治とかだけど、実は種子島のお茶は全国の何パーセントだったか、私はすぐそういう数字を忘れてしまうので説得力に欠けるが、とにかく、え、そんなに、と驚くほどなのだ。
 何故知られてないかというと、種子島はお茶のブランドとしては弱いので、昔から宇治に納入している。だから宇治といわれるお茶の中には種子島がだいぶ入っている。けしからんと業者を問い詰めるわけにはいかないのであって、そもそも消費者がブランドものを好むのでしょうがないのだ。」

そういうことをもうちょっと掘り下げてもらうと「飛び道具の島-種子島」(見出しがステレオタイプ!)の本文も面白くなったのになあ、とぼやいても始まりませんね。1937年生まれですから御年72歳の赤瀬川さんの新作エッセイを楽しみにしましょう!

タグ:種子島

紀行文で見る種子島-2

漢検協会の不祥事がニュースになりましたが、それとは関係ない話で、漢検準一級のテスト対象の四字熟語に「可惜身命(あたらしんみょう)」という言葉があります。広辞苑によれば、「体や命を大切にすること」と説明されています。「あたらしい」は現代では「新しい」の意味しか指しませんが、平安時代までは「可惜しい」という漢字で書いて「もったいない、惜しい」という意味がありました。例の如く、古代・中世の言葉が生きている種子島でも「あったらしか」といって「もったいない」と普通に使っています。

長い前ふりで恐縮ですが、コラムニストの泉麻人さんの『バスで田舎へ行く』(ちくま文庫)という本の中の一節に、この懐かしい言葉を見つけました。タイトルは“種子島 珍地名「阿多惜経」を探る”。「あったらきょう」と読みます。南種子の種子島宇宙センターの近くにあるバス停なんだそうです。

明治の廃仏毀釈で経文を失って惜しいということに由来するのでは、という泉さんの推理を確かめるためにわざわざ現地に取材して土地の古老に話を聞きに行っています。

確かに面白い地名が結構あるんですが、それを確かめにはるばる種子島まで行くのは、いくらJTBの広報誌『旅』の連載記事だからとはいえ、泉麻人さんぐらいでしょう!けっこう観察眼が鋭いですよ。バス停の標識が上から赤・白・青のトリコロールになっているのは、言われるまで気づきませんでした。よそも同じだとばかり思っていたものですから。

一点だけ訂正してほしいと思ったのは、「ヨモギの餅が沖縄のサンニン風の葉っぱに包まれている」まんじゅうを、泉さんは「タカラまんじゅう」と表記していますが、地元では「カカランまんじゅう」と呼んでいたと思います。細かいことですが、正しくはどう呼ぶのでしょうか?

取材は2000年3月17日~19日とありますが、文中に出てくる南種子の「いわさきホテル」は昨年暮れに撤退しました。歳月は否応なく過ぎて、のんびりした種子島にも変化はあります。そう言う意味で貴重な記録になっていると思います。
タグ:種子島

紀行文で見る種子島-1

自分の故郷について皆様はどんな思いを抱かれているでしょうか?
そこで生まれ育った人が故郷について感じているイメージと他所から訪れた人の印象は違って当たり前ですが、ときには新鮮な目で見た方が物事がよく見えるものです。何年も住んでいる人には何でもないことに意外と旅人が気づいたりして。

そこで、私のふるさとである種子島をおとずれた作家や文人の紀行文をちょっと調べてみました。

この種の古典と言うべきは、何といっても司馬遼太郎の『街道をゆく~種子島道』ですね。薩摩焼の窯元である沈寿官さんや元西之表市長の井元正流さん、昔の殿様である種子島氏の末裔「アッキー」さまなど懐かしいキャラクターが登場して、取材当時の昭和の雰囲気がほうふつとします。日本の歴史上に登場する種子島が短くも詳細に紹介されて、室町文化の名残りが方言にも残されていると丁寧に説明されています。出身者としては恥ずかしながら、「めっかりもうさん」が「お目にかかりもうそう」(こんにちは)という挨拶言葉だということをこの本で知りました。

司馬遼太郎さんといえば、亡くなられる数年前にNHK大河ドラマ『翔ぶが如く』の撮影鹿児島入りする司馬さんと偶々同じ飛行機に乗り合わせたことを思い出します。どうしたわけか私の目には白髪で蓬髪の同氏が「おばあさん」に見えて、鹿児島空港の到着口の通路でカメラフラッシュをたかれて、その夜のニューステレビで拝見して初めてそれに気づいた次第です。

書き出せば長くなりそうですので、この続きはまたということにします。下の写真は夕日をバックにした西之表港を見下ろした構図で、東シナ海の水平線には馬毛島が細長く影を落としています(引用:たねがしま特派員日記さん)。
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タグ:種子島

夢のライブラリー

TS2B0197.JPG街の本屋さんの地図が変わりつつあります。出版不況といわれてから10年以上経つような気がしますが、インターネットによる本の販売がアマゾンなどで普及して以来、中小の書店が姿を消しています。ここ上尾でも駅前の個人営業の本屋さんが姿を消し、たとえば、おばあさんが店主をしていた「麦書店」という棚揃えに特徴があった小さな書店が昨年秋に閉店しました。イトーヨーカドーに入っていた書店も名前が変わったのでオーナーが変わったのでしょう。国道17号線に面していたブックチェーン「文教堂」も撤退しました。新しい勢力としては上尾市民体育館の通りに「一清堂」がお目見えしました。ホームセンターのカタクラが撤退した跡地でなかなか広い店舗面積の店で、趣味コーナーと文庫本に力が入っているようです。

ローカルな話題で恐縮ですが、2日と空けずに図書館または本屋に足を向ける私としては、立ち読みも含めて本が読める環境は重大事なのです。もっとも「買いたい!(借りたい)」と思える本はなかなか見つかりませんが。

図書館は、払っている税金の恩恵を直接実感できる貴重な場所というのが持論ですが、隣のさいたま市は浦和と大宮、与野、岩槻などが合併した広域の市であり、したがって元から存在する図書館の数が合算して一種の巨大図書館チェーンの様相を呈しています。最近は、ちょっと調べ物で本を借り出したいときはネット上のさいたま市の図書検索を使って、本を「予約」して、自宅の最寄りの図書館まで取り寄せてもらえるのでとても便利です。

地元の上尾図書館も、チェーン数では見劣りしますが、歴史が長いだけあって、蔵書数はなかなかのものです。やはり、ネットで蔵書検索できます。ここの狙い目は「閉架」です。つまり書庫にしまいこまれた古めの本が実に豊富なのです。なぜか、さいたま市では、浦和の中央図書館という首都圏でも最大級の浦和パルコビルの8階全フロアを占める大図書館にしかないような本でも、上尾図書館の「閉架」でゾロゾロ見つかります。

「閉架」のメリットはもう一つあります。あまり他人に教えたくないのですが、「参考図書」や「館内閲覧のみ」とか「貸出禁止」というラベルが貼られている大型の事典・辞書も、いったん「閉架」に入ると貸出オーケーになるのです!たとえば、「ステッドマン医学辞典」という有名な医学用語辞書も新版が出て、旧版が「閉架」に入るとこれを借りることができるのです。名づけて「閉架の裏ワザ」とでも言いましょうか。

ここから先は私の夢想になります。書店と図書館は似た者同士で実はライバル関係にあると言えます。だって、書店ではお金を出さないと手に入らない本も図書館ではタダで読めるのですから。この両者をくっつけてしまえばどうなるでしょうか。表は本屋さんで裏は図書館という具合に。新刊書は本屋さんで買ってください。ちょっと新鮮さがなくなった本は裏の図書館で読んでくださいということです。このアイデアのミソは、書店の悩みである書棚の回転を確保して、常に本棚には新しい本が並び、時期が過ぎた本を図書館に回すという点にあります。本のコストはどうやって回収するかという点が問題ですが、図書館の入場料を取るか、図書館に喫茶店を併設して飲食代に上乗せするという手はどうでしょうか?もう一つの奥の手はブックオフのような新古書店もくっつけてしまって本を回転させることです。

私みたいな立ち読み専門の不良読書家にとっては夢のライブラリーですね。経済性は甚だ疑問ですが。
タグ:趣味

アンドリュー・ワイエスを悼む

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アメリカン・リアリズムを代表する画家のアンドリュー・ワイエスが1月16日に逝去しました。享年91歳という長寿を全うしたといっていいでしょう。1917年に有名なイラストレーターであるN.C.ワイエスの息子として生まれたアンドリューは、病弱な少年時代を過ごし、学校に通わずに家庭で教育を受けましたが、父親から絵の手ほどきを受けて高度な技法を身につけることができました。

ワイエスは一生を、生地であるペンシルベニア州チャッズ・フォードと別荘のあるメーン州クッシングという2つの場所で過ごし、都会とは無縁のアメリカの田舎の風景と身の回りの人々を描くことに費やしました。上に掲げた切手の絵の題名は「クリスティーナの世界」といいますが、足が不自由な近所の女性であるクリスティーナともう一人、ドイツ系の女性ヘルガという2人の女性をモデルにした作品をおびただしく描いています。同じ主題を飽きることなく何百枚も描くというのもワイエスの特徴といえます。

一見とても地味な、動きのない描写ですが、ワイエスの絵には「人を引きこむような」魅力があり、「それを一度見た人はもう一度戻ってきて見たくなる」と、伝記作家リチャード・メリーマンがNPRのインタビューに答えて言っています。NPRのスライドショーも参考までにクリックしてください→http://www.npr.org/multimedia/2009/01/wyeth/

ワイエスの妻が管理するウェブサイトhttp://www.andrewwyeth.comをのぞくと彼の作品が紹介されていますのでご覧ください。展示会の歴史を見るとアメリカ以外に日本で何回も展示会が行われているのに気がつきます。実際、1980年代のバブル期にはちょっとした美術ブームが日本を席巻していましたが、ワイエスも一時期人気があったことを思い出します。かくいう私も、その頃のNHK教育の「日曜美術館」か何かでワイエスの存在を知った口です。

わかりやすい絵ですが、緻密な表現の中に何か深い感情が潜んでいるような、フェルメールを思わせるような画風です。激しい感情がどこにも見えない。時には描かれている人物が向こうをむいて顔を見せないことも多い。何だか懐かしいような謎めいた絵が多いですね。また機会があったらワイエスの展示会に行ってみたくなりました。
タグ:アメリカ

ガザの戦いを止めるには

種子島よりやや小さい長さ40キロ幅10キロの長方形の土地に150万人のパレスチナ人がひしめくガザ地区が12月以来イスラエルの猛攻撃を浴びています。1月15日現在で死者1000人を超え負傷者は4500人に達しています。パレスチナ自治政府が、ヨルダン川西岸のハタファとガザ地区のハマスに分裂した後、イスラエルの存在を認めないハマスからのロケット弾攻撃に対する報復を大義名分としたイスラエルの空と陸からの攻撃は20日間以上続いています。

エジプト政府の停戦仲介も行われていますが、イスラエルとハマスの主張がかけはなれていて妥協点が見いだせない状況です。日本の麻生首相も12月31日にイスラエルのオルメルト首相に電話で停戦を申し入れ、1月14日には有馬龍夫中東平和担当政府特使を派遣してオルメルト首相に「民間人に多大の犠牲が出ている状況は極めて遺憾である」と即時停戦を求める麻生首相のメッセージを手渡しています。

日本政府の対応は、給付金問題や補正予算でどたばたした割には迅速であり、適切と言えますが、国連や欧州各国さらに1月20日にオバマ大統領が就任する米国などと連携してイスラエルに圧力をかけるべきでしょう。日本はかつて緒方貞子さんが国連難民高等弁務官を務めていたこともあり、パレスチナには因縁浅からぬものがあります。パレスチナ自治政府への援助もしてきました。

もちろん、日本が中東の紛争地域に関与するについては全くの善意だけからきているわけではありません。かつて、第4次中東戦争でアラブ産油国が石油戦略を発動した時に、「イスラエル支持国には石油を売らない」と恫喝され、輸入石油の中東依存率が高い日本はアラブ支持を表明せざろうえなかったという背景事情があります。

しかし日本のコミットメントはあながち利害関係だけではないと思います。一般市民の被害を避けられない人口密集地への攻撃をあえて行う、故意か偶然か国連施設へも容赦なく砲撃を浴びせるイスラエル軍の姿勢は、ガザ地区が高い壁で閉鎖されて逃げようがない状態であることも考えると一種の狂気を感じさせるものがあります。

イスラエルの一部には今回のガザ攻撃をかつて第二次大戦で米国が日本本土を徹底的に攻撃したことになぞらえる不埒な論者がいるそうです。

パレスチナをかつての沖縄の戦場、まして広島長崎にしてはならない。それが日本人としての平和への願いならば、政府にはさらにもう一段の停戦への取り組み(たとえば、衆参両議院の停戦要求決議など)に取り組んで頂きたいと思います。
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タグ:パレスチナ

「機械の心」って何だろう?

TS2B0152.JPG正月から一家あげて漢字検定の勉強中であるためか、とかく(兎角って書くんです!)漢字に敏感になっている今日この頃です。

今日1月8日の『笑っていいとも』のテレホンショッキングのゲストは女性ゴルファーで賞金王の古閑美保。タモリが、「われわれ素人は嫌なものが前方にあると思うと、そこに打つつもりがないのについついその方向に打ってしまう」と言ったのに対して、古閑美保は、「メトロノームのリズムに合わせて機械になったつもりで無心に打つ」練習を何回も繰り返すと語っていました。練習を重ねたプロは機械と同様に正確な動作を繰り返すことができるんでしょうか!

そう言えば、現在特訓中の漢字四字熟語の中に「機械之心」というのがあったな、と思いだしてタイトルに掲げてみました。皆様、この意味は何だと思います?

我々テレビアニメの「鉄腕アトム」を見て、アイザック・アシモフのSF小説「私はロボット」を読んで育った世代の人間には、「冷たい機械にも人間の心が宿る可能性があるんだよ(未来には)」というメッセージにもとれますし、ひょっとしたら「冷たい機械」のような冷血人間のことかと思われる方もいるでしょう。

漢検四字熟語辞典によればどれも間違いです。古代中国では「機械」は巧妙なしかけの器具のことで、転じて「たくらみ・いつわり」の意味になり、正解は「いつわりたくらむ心」、あるいは「策略をめぐらす心」なんだそうです。これは準一級の指定がついています。使われている漢字は基本的なものですが、意味がフェイントなんですね!

もうひとつ同様の例を見つけました。「惨憺経営(さんたんけいえい)」という四字熟語、現代の世相にぴったりともいえそうですが、古代中国でも企業経営に失敗することがあったのでしょうか?

解説を読むと、「惨憺」は「心を悩ますこと」、「経営」は「あれこれ考えて営む」ということで、意味は「心を砕き悩ましてあれこれ考え計画すること」だそうです。この言葉のいわれとしては、唐の時代の画家の曹覇が絵の構図をあれこれ苦心して考えたことからきているとか。

別に経営破綻した企業の悪口ではなさそうですが、こんな熟語を見つけてきて検定対象に指定するところが漢検を作っている人のユーモア精神なのかもしれません。
タグ:漢検

ツェッペリンは飛行船の代名詞

stsw2004_04p.jpg明けましておめでとうございます。

2009年元旦、初日の出は見逃しましたが(例年通り!)、毎年恒例の湯島天神初詣をつつがなく済ませてきました。
昨年までは勾配がゆるやかながら距離が長い「女坂」に長時間ならんで列が進むのを待つのが常でしたが、今年になって初めてやや勾配が急ながら距離が短い石段の「男坂」から一気に登れて実に楽チンでした!

今年の年はじめは話題らしきものはないのですが、紅白でときどき東京上空の飛行船からの中継画像が入ったのを思い出して、飛行船の切手を貼り付けてみました。昨年、通信販売で購入したスイスの2004年発行のツェッペリン飛行船の切手です。

自宅の近所(といっても数キロメートル離れていますが)に、軽飛行機専用の飛行場「ホンダエアポート」があって、ときどきこのタイプの宣伝用飛行船が「ニッセン」やその他の企業のロゴを見せながら飛び立ってきて、我が家の上空近くで旋回して、JR高崎線ぞいに飛行してゆくのが間近に見られます。低いグォーンというプロペラが空気を切る音も聞こえて、空のクジラというべき巨体がふわりと浮かんでいるのを見るのはなかなか爽快です。

紅白中継の飛行船にはNHKのアナウンサーが搭乗していましたが、飛行船に乗るなんてなかなかできないことなので(もともと旅客用ではないはずなので)何とも羨ましいことです!
タグ:飛行機
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